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2019-10-03

『「違うこと」をしないこと』

図書館に行くと、いつもふらふらと吉本ばななさんのコーナーに引き寄せられます。
何年か前から、ばななさんの本がぴったりと自分の気持ちに沿うことが多く、スポンジが水を吸い取るような感じで読んでいます。
自分が何となく感じていることだけど、微妙なことなので説明もできないようなことを、ばななさんは言葉にしてくれている、と思う。

何か違う、という感覚に気づくこと。
その直感を無視しないこと。


「それを無視して、もし違うことをすると、その物語自体の命がなくなっちゃうので。どんなに説明しても、わかってもらえなかったりするし、読者にもわからないかもしれない。でもとても大切なこと。物語の魂にとって、すごく大切なことなんです。」
『「違うこと」をしないこと』 吉本ばなな著

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