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2026-08-30

父と母と内観のこと

実家に送った荷物の中に、今年漬けた梅干し、梅シロップ、オーブンで焼いたコーンミールスコーン、桃やりんご、父の誕生日のためのお酒、お菓子などなど。
八十代の二人暮らしの父と母。
以前は私が良く荷物を送ってもらってた。手作りのお惣菜や季節の果物、近所のお菓子屋さんの焼き菓子など。
父が車の免許を手放してから、買い物も荷物を送るのも難しくなったようで、滅多にないことになったけれど、去年の年末は二人で作ったお餅を送ってくれた。
親のことを話すのは胸がきゅーっとする。
今は何とか元気で暮らしてくれているけれど、やがてくるだろう別れを思うと。

親へのわだかまりのようなものは、今はあまりなくて、それはありがたいこと。
昔は母親に対して葛藤を持っていた時もあった。
それが消えていったのは12、3年くらい前に受けた10日間の内観のリトリートのおかげだったように思う。

内観で観ていくのは、
 ○していただいたこと
 ○お返ししたこと
 ○迷惑をかけたこと

この三つを何年かごとに細かく区切り、身近な家族から順番に観ていく。
1時間ごとにお世話の方が部屋に来てくれるので、思い出したことや気付いたことを話す。
10日間一室に籠り、朝から晩まで、ひたすら過去と向かい合う。
母親、父親、姉、友人、関わりの合った人たち…

人は亡くなってから、あの世で自分の過去を振り返る時間があるというけれど、あの時の内観の時間は生きている間にそれができたような時間だった。
忘れていた、父母との幼い頃の温かな時間が手に取るように思い出され、涙の止まらない時間でもあった。

なぜ、今の父と母の元に生まれてきたのかも、その時わかったように思う。
私は夢見るようなふわふわした子どもだったから、現実的な父と母が必要だったのだと。
自分と違うその感じが辛い時があったけれど、彼らは私をしっかり地に繋ぎ止めてくれていた。
そして、その現実的な力で、ただただ応援してくれていたのだと。

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