フランスとインド (九)

◇アンマの庭
アシュラムのこの場所を見つけたのは滞在日も半ばを過ぎた頃。
ホリスティック治療院へ向かう途中にある小さな池。
その池に心を奪われました。
睡蓮が咲いていて、メダカやグッピーがたくさん泳いでる。小さな亀もいる。
水の上の世界があって
水の下の世界がある
睡蓮の根が伸びて、魚たちが泳ぎ回っている世界は、きっととても静か
私は池の中をずっとのぞき込んでいました。
すると大きなカエルが水の中から顔を出しました。
ギョロリとした目はわたしを見ているような、見ないようにしているような。
二年前にアシュラムに来た時はこの場所に気づきませんでした。
でも、今ここで気づけた。
バナナの木が並んでいる小道に小さな看板があります。
Walk as if you are kissing the Earth with your feet. Thich Nhat Hanh
(足で大地にキスするように歩いてごらん ティク・ナット・ハン)
アンマのアシュラムでティクナットハンの言葉に出会えるなんて不思議なことです。
きっと、アシュラムに住んでいる誰かが、このかわいい看板を描いたのでしょう。
でも、この言葉はこの場所にぴったり。
ここはアンマの庭みたいです。
アンマはこのアシュラムを作り、寺院や病院や宿泊棟を建設し、災害に見舞われた人たちを救済し、世界中の人を抱擁してきた聖者だけれど、この小さな優しい庭はやはりアンマのよう。
わたしを抱擁してくれた後のアンマの微笑みは小さな内気な女の子のようで、心がふわりと近くなったのでした。
※アシュラムのことを2年前のブログにも色々書いています。食事や周りの環境、アンマのプログラムのことなど…ご興味がありましたらお読みください。
※アシュラムに行ってみたい方や、アンマについて知りたい方は日本MAセンターのホームページがあります。
(つづく)











