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2023-04-10

わたしの中の神様の神殿

ほんとうは、写真を昨日撤去したばかりの大きなスズメバチの巣にしたかったのですが…
シクラメンの鉢が隣にあるとしても、その不気味な存在感は圧倒的なので…関係なさすぎですが、いただいたオレンジの写真を載せました。切ったらハートが出てきたのがかわいくて。

家まわりのことを少しずつしています。
先月は、二階まで届いていた大きなカイヅカイブキの木をとうとう切ってもらいました。
お祈りをしてから、お知り合いのKさんが全部の枝を落とし、チェーンソーで根元に切り込みを入れ、他所に倒れないようにわたしとひろしさんがロープで幹を引っ張りながら倒しました。そして庭に山積みになった枝を軽トラいっぱいに積んで市の焼却所に出しに行きました。

昨年、それまで借りていた古い家を購入してから、気になるところを一つ一つ直していっています。
借りるのと所有するのは全然違うのだなぁと知りました。
借りている間は家のことはほとんど気にしていませんでした。でも、所有すると何だか家が自分の一部のように思えるのです。
それは気の重いことでした。傷んでいる箇所のことが自分の痛みのように心配でした。
雨樋が落ち葉で詰まっていて雨水がジャージャー庭に溢れていることが気になり、そもそも雨水をうけるための雨水桝が設置されていないことに気づき、浴室に巣食っているアリのことを心配し、そのスカスカになった柱にどきどきし、大きくなりすぎた庭木のことに頭を悩ませ、天井に入ったネズミにうろたえていました。

そう…家を所有することになってから、それまで問題にしていなかったことが、一気に浮上して圧倒されました。
そして、できることを一つずつしていきました。
雨樋を掃除して、雨水桝を取り付けてもらいました。お風呂場は思い切ってユニットバスに替えました。そして、高くなりすぎた木は切り、他の木もそれ以上伸びないように剪定してもらいました。
ネズミは天井裏にネズミ捕りをかけたら、引っかかってくれました…合掌。
古いスズメバチの巣はネズミ捕りをかけるために天井をのぞいた時に発見して、ホラーかよ…と呟いたのですが、それも昨日撤去できました。

一つ一つ対処していくたびに、心が軽くなっていきます。
大きな木を切ってもらった時はかわいそうでしたが、家の周りがぱあっと明るくなって光が入ってきました。
そして、家を持つことに少しずつ慣れてきたみたい。
猫のマトを飼った時に似ているかも。
半年くらいは実はちょっと気が重かったのですが、慣れると、その存在が心地良くて、かけがえのないものになっていったように。

「わたしの中の神様のための神殿を作る」
そう思ったら、いいんじゃない?
心を悩ませていた時に、ある方がそんな風に言ってくださいました。
そんな風に家と向かい合って行けたら、素敵だなぁ。


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