『パターソン』

背表紙が何となく気になって手に取った映画の監督がジム・ジャームッシュだったので、借りてきました。

『パターソン』

パターソンという町に住む、パターソンという名前のバスの運転手の一週間の日常を綴った映画。

朝、妻の隣で目を覚まし、仕事に行き、家に帰り、夕食が済んだら犬の散歩がてら行きつけのバーに立ち寄る。
ちょっとした出来事はあるものの、淡々と流れていく平凡な彼の日常が、静かに光っているように見えるのは、彼が詩を書いているからでしょうか。

妻のローラが作る白黒模様もかわいいのでした。
白地に黒の絵の具で丸を描いたカーテン
白黒の格子模様のギター
白の模様がアイシングされた黒いカップケーキ…

ブライアン・イーノの『サーズデイ・アフターヌーン』を聴いていると、ここにも同じ世界があるなぁと思いました。