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2026-02-25

フランスとインド (十)

◇終わりに

旅のお話がすっかり長くなりました。
途中、コンパクトにまとめようとしましたが無理だったので、読んでくださる方がいるかわからないけど、書きたいだけ書こうと思いました。
ここまで付いてきてくださっている方がいらっしゃったら
ありがとうございます。

旅に出る前、実は怖くて緊張していました。
特にフランスへ行くのが怖かった。
「ちょっとフランスへ行くくらいで、ビビるなよ…わたし」
と何度も呟いていましたから。
そして、旅から帰って来ると、何がそんなに怖かったのか全く思い出せません。
二年前にインドに行く時も、やたらと怖がっていました。
現地でスマホのSIMカードを入れ替える作業をしなくてはいけないことを一番恐れていたかもしれません。
大抵、怖いと思っていたことは、後で振り返ると笑い話になるようです。
でも、それは終わったから言えること。
その時は、いっぱいいっぱいな気持ちで向かい合ってる。
そんな自分が愛しいなぁと思います。
そして、怖いと思っていたことを越えてしまうと、何か自分の自由度が増しているのを感じます。
何かを経験するって、その良くわからない恐怖から解放されることでもあるのかもしれません。

旅の話し相手

◇ノート

旅の間、小さなノートを持って行っていました。
そのノートは私の話し相手でした。
旅は非日常的なことで、だから普段隠れているいろんな思いが揺り動かされて浮かび上がってきやすいような気がします。
子どもに戻ったみたいに心細さがふわーっと出てきたり、さびしさや渇望感が出てきたり、時にはすごく怒っている自分に気付いたり。
また、ずっと昔にどこかで感じていた懐かしい感覚が、ふっと蘇ってきた時もありました。野原に風が吹き渡っていくような、あの感じ…
忘れていた歌を思い出すように、目を閉じてその糸を辿ってみようとするけれど、消えていってしまう…

旅が終わる頃には、そんな言葉やスケッチでノートはいっぱいになっていました。
それを丁寧に辿りながら書いてみたい…
それは、旅をもう一度味わえることで、そして、次に進めること。

◇感謝

旅の間、その国の人たちの優しさや思いやりに何度も触れ、そして助けられました。
トランジットで寄ったホーチミンでは、乗ったバスで両替ができずに困っていると、「これ、使って」と、さっとお金をくれた若者がいました。
「私にお手伝いできることはある?」と道案内をしてくれたフランスのマダムも。

それから、日本で留守中の家で猫の面倒を見てくれた、あずみちゃんとみつきちゃん
見守っていてくれた方達…
一緒に旅をしてくれたひろしさんに

こころより
感謝

そして、人生の旅は続く



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