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2021-05-14

したいことって

何だか自分が枯渇してるような、いろいろすべきことはあるけど、何をしていったらいいのか全く分からなくなってしまったような、潤いがなくなってスルメになったような気分。
そんな訳で夫にもトゲトゲしくなり、ギクシャクしてしまう。
(でも猫のマトはいつものように柔らかくてふわふわで、顔をペロペロ舐めてくれる。)

少し瞑想してから自分の内側とコンタクトを取ってみました。
私の場合はそれは自動書記という形でメッセージがきます。

そしたら、今は自分の一番したいことをしてくださいと言われました。
今一番したいこと?

温かいカフェオレが飲みたいなと思いました。
じゃ、飲んでる間に洗濯機を回しておくか…と思って洗濯カゴに手を伸ばして、ちょっと待ったー。
「したいこと」の周りには「しなくてはいけないこと」が混ざっていて、今それをいつも通りのように一緒に行ったら、「したいこと」が薄まってしまうと思ったのです。

なので、朝の体操も洗濯もお仏壇と神棚にお参りするのもとりあえず置いて、カフェオレを淹れ、ふっと思い浮かんだエリーサベット・デュンケルさんの「Fine Little Day」を手に取ってソファに座りました。
カフェオレを飲みながら毛布にくるまって本をめくっていると、自分の中にわきあがってくるものが次から次へとありました。

紙に絵を描いておもちゃを無心に作るような感覚、あの人に会いたいなという想い、自分の混沌としたことをそのまま許して表現したいという気持ち…

いつの間にか、何でも体裁よく、誰が見ても整って見えるようにということに心を使いすぎていたんじゃないかな。そのことが周りも自分も窮屈にしている…


「あちこちに散らばっていて、乱雑で、断片的で、たいてい予備知識もなく、ゆがんでいて、汚れていて、表面的で、予測不能で、古ぼけていて、電源ケーブルは表に何本も出しっぱなし(おっと、これはちょっと言いすぎかも)という感じが私は好きです。
そして、混沌としていて、たぶん不可解で、筋の通らない、遊び心あふれた、ナイーブで、答えのない、未完成で、衝動的で、直感的な、できればマニアックなものが好きです。」

 エリーサベット・デュンケル著 『ファイン・リトル・デイ』より

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