2019-10-24
制作中。
展示が間近に迫っていて制作していると、何だか「戦闘態勢」に入ってしまっている時があります。
これとこれを終わらせなくちゃ、あれもまだしてない、とにかくやろう、焦る、わー!
みたいなことが…
そんな時はコーヒーなど淹れて、一息。
時々開く本があります。
エリーサベット・デュンケルさんの『ファイン・リトル・デイ』
スウェーデンのアーティスト。
ページをめくると散りばめられた、彼女が作った、または選んだもの、そして言葉。
それはお皿に乗った草花だったり、窓辺に吊るされた、何枚もの白い紙で作った雪の模様だったり、または秋の森の赤い小さな家や、琺瑯のように見える、コバルトで色付けされた白い陶器とか。
眺めていると、こわばっていたものがほぐれてくるような。
正確で、きちんとして厳しくなくても、楽しんで、自由で、好きなところをぐいぐい伸ばしている感じでいいのだな、それが自分の軸でもあったなと納得するのです。
「混沌としていて、たぶん不可解で、筋の通らない、遊び心あふれた、ナイーブで、答えのない、未完成で、衝動的で、直感的な、できればマニアックなものが好きです。」
エリーサベット・デュンケル
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