くるくると良く働いた一日

朝、洗濯をして弁当を作り、資源物を車に積んで出しに行った後、そのままお店に向かう。
連休の中日なので、レンタサイクルとカフェのお客様が次々来られる。

忙しさを共にすると、一緒に働く仲間とはだんだんリズムが合ってくる。
いちいち言わなくても、察して、無言で助け合う。

コーヒーを淹れると、誰かの手がそれをソーサーに運んで伝票を取り、他の誰かの手が焼けたばかりのおやきをおしぼりと一緒にそのお盆にのせる。
運んだ帰りに空いたテーブルを片付けていると、レンタサイクルを借りたいのだがと声を掛けられる。
すぐに誰かが申込書を手に取って案内をする。

電話が鳴り、ピザが焼け、カレーができ、スイカジュースを運ぶ。
宅配が届き、アイスクリームを買いたい人が現れ、ミントを摘みに走る。
レンタサイクルのお客様が帰って来られ、電車の時間が迫っていると言われ、金額を計算し、荷物を渡す。

泳いでいるような
踊っているような
体に羽根が生えているような